最近の若い人は、「小顔で手足が長くなってスタイルが良くなった」と、言われますが、私も全く同感です。しかし顔が小さくなった事は、顎も小さくなって来ています。日本人の顔の進化は、縄文時代人と現代の若者のレントゲン写真を比べると、縄文人の方がはるかに頑丈であると言われています。原因は、食生活の変化であろうと推察されています。硬い肉や、硬い穀物を食べていた人々と比べて、現代人の食生活はあまりにも歯ごたえが無さ過ぎます。顎の骨の咬むための筋肉の力が強く働く部分は、頑丈な構造になっています。軟らかな食物ばかり好んで食べていると、当然、顎の筋肉も衰え骨も細くなります。その結果、親知らずの生える場所が狭くなって、横向きに生えてきたり、歯並びにも影響を与えます。
歯ごたえのある食べ物を、ゆっくり楽しんで食べて、アゴを鍛えましょう。